拭き取りが悪いこと一目瞭然ですね。
ゴムが劣化していたことと雪の影響で、こんなにも拭き取りが悪くなってしまいました。
さすがにここまで拭き取りが悪かったら交換しようと思いますが、そうでなくてもワイパーゴムの交換は小まめにしておくといいですよ!という話です。
目次
ワイパーの構造
ワイパーは単純に見えて意外と複雑な構造をしています。
ただ、そんな細かく知ったところで使うところは限られてくるので、ここでは主要な3つのみ紹介します。
ワイパーラバー(ゴム)
拭き取りに直接影響が出るゴム部分です。
通常のゴムの他に、撥水コート機能を備えたゴムもあります。
撥水コート機能というのは、ワイパーをかけるだけでワックスがけが行える機能のことです。この場合、純正のワイパーよりは多少割高です。
ブレード
ゴムを装着する金具部分です。
ゴムに均一にテンションをかけてガラスに密着するようにする役目を持っています。
また、ブレードに取り付けたゴムの角度で拭き取り具合も変わるので、非常に重要な役目を担っています。
最近はかっこいいデザインワイパーが出てきました。
この部分も付け替え可能です。
ワイパーアーム
ブレード部分から伸びているのがこのワイパーアーム。
駆動部分とつながっている大事な部分です。
こちらも交換可能ですが、あまりその機会はないので重要度は低めです。
ワイパーゴムの交換は半年~1年が目安

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ゴムは劣化するものなので、定期的な交換が必要になります。
これは使用頻度によるものというより、環境による影響が大きいです。
では、どのくらいの頻度で交換するべきか?ということですが、ワイパーゴムは半年~1年が交換の目安とされています。
厳密に「半年経ったから交換するか!」と思われる方はあまりいないと思います。
なので「拭き取りが悪いんじゃないかな」と体感的に思ったときを目安にすれば問題ないかと思います。
ただ私のように、「いつの間にか1年半くらい使ってた」なんてこともありうるので、お気を付けください…
ブレード交換は1年~2年が目安

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ゴムだけでなくブレードも定期的な交換が必要とされています。
ゴムほどの頻度ではありませんが、1年~2年が目安です。
ブレードの役目はゴムに均一にテンションをかけることなので、それが正常にできなくなっていたら交換すべきです。
体感的な見分け方ですが、ゴムを交換しても拭き取りが改善されないということであればブレードを疑うというカタチです。
もしくは、ブレードは金属部品があるので、その部分が錆びてきたら交換としてもいいかもしれません。
いずれにしても見落としがちなので、交換できる場所なんだなと覚えておくだけでも違ってくると思います。
拭き取りが悪いと超危険!

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危険性については言わずともわかると思いますが、命にも関わることなので改めて再確認しておくべきです。
フロントガラスの見やすさは視力にも影響してきます。
いくら視力がよくてもフロントガラスが曇っていたり水滴でぼやけていたりしていては、見えるものも見えません。
雨なんてそんなに降るものではないからそんなに気にする必要もない!という意見もわかります。
ですが、何かあってからでは遅いというのも確かです。
ワイパー1つで大げさかもしれませんが、そのくらい自分たちの命に間接的に関係してくるものなのです。
単に「見にくいから新しいのを買う」ということだけでなく、「安全を買う」という認識を持っていてほしいと思います。
おすすめのワイパーゴム&ブレードはこれだ!
ということでここからは、おすすめのワイパーゴムとブレードを紹介します。
【グラファイトタイプ】ワイパーゴム
特徴
スーパーグラファイトコーディングを採用し、スムーズな拭きを実現。撥水コーティングしてある車にもしてない車にも、ビビらず静粛性に優れた拭きを実現。
ガラスに撥水加工やコーティングをしている場合に特に適しているゴムです。(もちろんそれ以外でもOK!)
グラファイト(炭素微粒子)が、ガラスとゴムとの摩擦を軽減してくれてビビりの発生を抑えてくれます。
価格もノーマルタイプと変わらないので、現在のワイパーゴムの主流になっています。
たくさん種類があってよくわからないという場合は、とりあえずグラファイト入りゴムにしておけばまず間違いありません!
本製品は1本入りなので、ワイパーが2本ある車は必ず2本購入し、同時に交換するようにしてください!
【撥水タイプ】ワイパーゴム
特徴
ガラスが乾いた状態でワイピングするだけで、強力に雨をはじき、快適な視界が得られます。ガラコの強力撥水成分を含浸させたシリコーンゴムと3次元ポリマーコーティングシステムによって約3分のワイピングで水ハジキを実現。
グラファイトコーティングによって、不快なビビリ・鳴きを激減します。
3次元ポリマーコーティングによって、撥水油膜を形成してくれるワイパーゴムです。
装着後、ガラスが乾いている状態でワイピングするのがポイントです。
ワイピングする際は、ガラスの油膜をあらかじめ取り除いておくようにしましょう。
また、先ほど登場したグラファイトコーティングもされいてるので一石二鳥です。
通常の物より多少高価ですが、それだけの価値はあると思います。
私も、納車後すぐにこのタイプに変更しました。
油膜ができる前、もしくは取り除いてから使うのをおすすめします!
本製品は1本入りなので、ワイパーが2本ある車は必ず2本購入し、同時に交換するようにしてください!
デザインワイパー(ブレード)
特徴
「デザイン」と「拭き」を極めたハイグレードワイパー。
風の流れをスムーズにするスタイリッシュなフォルムが特徴です。
曲面ガラスにもピッタリフィット!し、払拭性能も大幅アップします。
私は、デザインワイパーをおすすめします。
通常のワイパーブレードは各パーツごとに分かれているのに対し、デザインワイパーは一体型になっています。
これにより丈夫な作りになっている他、見た目もスタイリッシュでかっこいいデザインに仕上がっています。
欠点は、多少重量が増大することと、ワイパーの存在感が増すことです。
最近の車はデザインワイパーを採用していることが多いのでなんら違和感もないとは思いますが、そうでなく、通常のワイパーからデザインワイパーに変更する場合は、上記の欠点を感じることになるかもしれませんのでご注意ください!
