タイヤをどのように保管していますか?
1本ずつ横並びで平置き?ラックを使って縦置き?
これらの置き方をするとかなりスペースを取られますよね?
なので最小限のスペースでタイヤを保管しようとした場合行き着くところは、4本重ねて平積みではないでしょうか?
かくいう私も家の前に平積みしてあります。スペースがないので…
でもこの平積み、タイヤにとってあまりいい置きかたとは言えません!とくにホイール付きタイヤの場合!
そこで今回は、タイヤを積んで保管する際の注意点と工夫について話します。
目次
タイヤを保管するときの注意点
長く使うためにも保管方法には十分気を付ける必要があります。
まずはその点について…
直射日光や高温に注意
直射日光が当たったり高温になる場所は、タイヤの劣化を早める原因となります。
劣化の主な現象は「ひび割れ」です。
通常、新品のタイヤの場合、約4年でタイヤの硬化が始まりひび割れを起こします。
なので、4年ほど使用しているのであれば寿命と言えますが、そうでなければ保管方法に問題があることを疑った方がいいでしょう。
汚れた状態での保管はNG!
タイヤを履きかえた後、今まで使っていたタイヤは洗っていますか?
土や泥などで汚れた状態のままの保管はタイヤの劣化を早めます。
きれいに洗って乾燥までさせて保管しましょう!
水分・油分に注意
とくに油分には注意が必要です。
タイヤ自体石油から作られているものなので、ある程度の油分は必要とされています。
これは人間の肌によく似ています。
保湿してあげないとカサカサになってしまうのと同じことです。
ただ、油分で保湿しすぎるとそれがかえってニキビの原因になったりしますよね?
タイヤも同じで、適した油分を適した分量与えてあげないと、結果的に劣化を早めてしまう原因になります。
そこまでめんどう見きれないかたは、余計なことはせずにきれいに洗浄しておくだけにしましょう!
タイヤ用ワックス・クリーナーと書かれていても適していない(害がある)場合があるので、ホント難しいんです…
変形に注意
リム組(ホイール付)した状態でタイヤを保管すると、上の重さによって下のタイヤが変形してしまう恐れがあります。
この変形はフラットスポットとも呼ばれます。
フラットスポットは、1箇所に強い力がかかり続けたことでタイヤの一部が平らに変形してしまう現象です。
フラットスポットができてしまったタイヤで走行すると、ガタガタと振動が起こります。
極端に例えると、丸ではなくて多角形のタイヤで走ってる感覚かと
盗難に注意
私のように玄関先など他人の目に入りやすい場所に置いているかたは注意が必要です。
具体的な対策は後ほど紹介しますが、スノコとチェーンを使います! (ヒント)
タイヤを保管するときの工夫
ここまでタイヤを保管する際の注意点を見てきました。
じゃあどうやって注意していくのか?ってところをここから紹介していきます!
専用のタイヤカバーで劣化防止
タイヤカバーはどこにでも安く売られています。
サイズによって種類があるのでその点は注意が必要です。
効果は直射日光や雨など、劣化の原因になるものから防いでくれます。
タイヤの劣化を取るかカバーの劣化を取るか…言うまでもないでしょう。
定期的にローテーションを
リム組み(ホイール付)したタイヤを重ねて積む場合は、定期的にローテーションさせるようにしましょう。
だいたい1ヵ月に1度行うのがいいそうです。
こうすることでタイヤにかかる力を分散させることができ、フラットスポットをできにくくすることが可能です。
盗難防止&風通しを良くする対策
これにはスノコとチェーンを使いますので用意してください。
- スノコにタイヤを載せます。
- 長めのチェーンをスノコごと巻き付けて南京錠で固定
- タイヤカバーをかけて出来上がり
まず、スノコによって風通しがよくなります。
底上げされているので浸水してしまう恐れもありません。
そしてチェーンによる盗難防止効果です。
サイズにもよりますが、タイヤ+ホイールで1本15~20kgほどになります。
それが4本セットになっていますから、100kg近くの重さになります。
よっぽどの執着がない限り持っていかれることはないと思います。
さいごに
タイヤは消耗品です。
ただ、決して安い物でもないのでできる限り長く使いたいですよね?
ちょっとした工夫と注意点を知っているか知っていないかで、タイヤのもちに大きな違いを与えることになるでしょう。
簡単にできることばかりです。
次の休みにでもやってみてはいかがでしょうか?