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車に必ず取り付けられているのが、走行距離を表示するためのオド(ODO)メーターとトリップ(TRIP)メーター。
オドメーターは普段から何気なく使っている(見ている)と思います。
でも、トリップメーターを有効活用できている人は少ないように思います。
そこで今回は、オドメーターとトリップメーターの使い方と86/BRZのトリップメーターのリセット方法を紹介します。
目次
オドメーターの役割と使い方
オドメーターは、総走行距離を表示するメーターのことです。
この距離は、車両が完成してから現在に至るまでの累計距離です。
なので、生産過程で移動した距離もカウントされます。
この仕様によって、新車で納車しても0kmから始まるわけではないんですね。
使い方は、表示されている数字を読んで走行距離を確認するだけです。(ゾロ目に遭遇すると嬉しいよね!)
オドメーターはリセット・巻き戻しできない

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できないというかオドメーターをリセット・巻き戻しすることは犯罪に当たります。
走行距離が少ない車は、査定のとき高値が付きやすいです。
これが、偽ってお金を多く取る行為になるので詐欺罪になります。
当然、販売する側が同じことをしても罪です。
通常の操作をしていればリセット・巻き戻しされることはありませんが、計器類を交換する際は十分お気をつけください!
トリップメーターの役割と使い方
トリップメーターも走行距離を示すメーターです。
車にもよりますが、私の車はTRIP A、TRIP B の2つ付いています。両方とも役割は同じです。
そして、オドメーターと異なるところはリセットができることです。これは犯罪にはなりません!そういうものですので!
なので、トリップメーターを使うときは、適宜リセットすることになります。
トリップメーターの使い方例
では、どんなタイミングでリセットするべきか?その使い方の例をいくつか紹介します。
1日の走行距離を知るために
走り出しの前にメーターをリセットしておけば、その日何キロ走ったかがわかります。
遠出するときに使いたいですね!
燃費の目安に
給油するときにリセットします。
次の給油時にメーターを確認すれば、何キロ走って何目盛り減ったかが分かります。そこから燃費を計算することが可能です。
例)ひと目盛り10Lとして計算します。
2目盛り(20L)減って250km走っていたとしたら…
250÷20=12.5km/L
というカタチで求めることができますね。
燃費が表示される車もありますが、それはあくまでも瞬間的な数値です。
もっと具体的な燃費を知りたい場合に使えます。
オイル交換の目安に

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オイル交換は、5000~10000km毎に行うのが適切とされています。
でもそんなの覚えていられないですよね?
こんなときに使います。
オイル交換をしたときにメーターをリセットしておけば、次のオイル交換までの目安がおのずとわかります。
TRIP A,Bを使い分けよう

TRIP A 表示
トリップメーターが2つ(A,B)付いている場合は、これらを使い分けましょう。
私はTRIP Aを1日の走行距離用に、Bを定期点検用にしています。
86/BRZのトリップメーターリセット方法

ODO/TRIPボタン
車によってはメーターパネルのところから棒がニョキッと飛び出してて、それを押し込むとリセットできるんですけど、86/BRZにはその棒が出ていません。
ではどうやってリセットするのか?
ODO/TRIPボタンを短く押すと表示が切り替わります。
そのボタンをTRIP A,Bどちらかに切り替えた状態で長押ししてみてください。
リセットされます。灯台下暗しってやつです。
実はこの方法、86/BRZじゃなくてもいけます。
棒が飛び出してないタイプであれば基本的に通用するので試してみてください。
さいごに
トリップメーターを上手に使って、愛車の健康管理をしよう!