オートマチック車が増加する中、マニュアル車はレアな存在になりつつあります。
マニュアルで免許を取ったところで実際に乗る車はオートマ…そんなのが当たり前になっていますよね。
一昔前は、会社の車はマニュアル車が多いからマニュアルで免許を取っておいた方がいいという時代もあったようですが、一部を除いて今はそんなことありません。(私自身その時代を知りませんし…)
「自分が車に合わせる」ではなく「車が自分に合わせてくれる」
オートマ車の普及に限らずそんな時代になってきているのが現状です。
そんなことでマニュアルで免許を取る人自体少なくなっていますが、そんな逆境にも負けず、「マニュアルで免許を取る!」という人を私は全力で応援したいんです!
そこで今回は、教習所では教えてくれない運転するときのちょっとしたコツを紹介したいと思います。
初心者に向けたマニュアル車運転の情報って少なくなっていますからね。寂しい…
正直なところ習うより慣れろというのがズバリなので、慣れるまでの気休め程度に聞いてもらえればと思います。
シートポジションは前後+背もたれで
シートポジションは運転するうえで非常に重要です!
単純に前・後でシート位置を変更しがちですが、背もたれの角度もすごく大事です。2つ合わせて考えるようにしましょう。
シートの近さはクラッチを踏みながら調整します。
クラッチを完全に切った(奥まで踏み込んだ)とき、足が伸びきるようでは少し遠いです。
あまりピーンと伸びた状態だとつる危険があります。その辺は自分と要相談で!
踏み込んだときに足が軽く曲がる程度の遊びが欲しいです。
完全に個人の感覚になってしまいますが、どこかしらしっくりくる場所があるはずですので、納得のいく位置を見つけてください。
クラッチのつながる位置を覚える
これができたらコツなんていらね!ってほど難しいことです。とくに教習車だと…
同じ車でもクラッチの繋がる位置には個体差があります。
「32号車のときはここでつながったのに35号車はまだ遊びがあるぞ」なんてことがおきます。
なのでコツというコツがないのが正直なところ…ですがひとつだけ…
これはかなり難易度が高いですが、坂道発進の練習でつながる位置を覚えることができます。
坂道発進では、
という手順を踏みます。
ここで注目!
クラッチを離していってタコメーターが少し下がるところ、これがクラッチのつながる位置です。
そのときの足の状態を忘れないでください!
慣れれば大したことありませんが、それまでのひとつの目安として覚えてくといいかもしれません。
アクセルは2000rpmまで上がる位置を覚える
どのくらい踏めば何回転(rpm)するかを把握しておきます。
これはクラッチと違ってミートするポイントがあるわけではないので分かりやすいと思います。
単純にタコメーターを確認して、2000rpmまで上がる位置を目安に覚えておけばOKです。
じゃあ2000rpmまで上げるにはどれだけ踏めばいいの?ってことですが、アクセルに足を置いた状態から足の指をギュッと握ったぐらいの踏み込み位置です。
めちゃくちゃチョビっとです。
クラッチをつなぐとき即座にこの回転数まで上げられれば、まずエンストすることはありません。
走行中のちょっとしたコツ
クラッチをつなげるとき、アクセルを少し踏むということをはじめにやると言いました。
これを走行中にもやります。
教習所だと1⇒2、2⇒3と変速するとき、
という順序で教えられます。
これを、
に変えます。
クラッチを離していくと同時にアクセルをゆっくり踏み込んでいくんです。
当然、2⇒3、3⇒4とギアを上げるごとにこの動作を早くする必要があります。
これで何が変わるかというと、クラッチをつなぐときのガクンとなる挙動が少なくなります。
路線バスなんかはこの挙動が大きくて酔うんですよね…
同時にそんなことできないよ…と思うかもしれませんが簡単です。
ちょっと意識してやるだけで全然違います!
教習所内ではなかなか難しいかもしれませんが、どこかで実践してみてください。
同乗者に不快な思いをさせないちょっとした思いやり運転のコツです!
さいごに
習うより慣れろ!
上達するにはそれが近道ですが、そこまでの近道として今回のちょっとしたコツが役に立てればと思います。
エンストした分だけ得られることもあります!
「恥しい」とか「怖い」という気持ちもあるでしょうが、いろいろと試行錯誤して自分のしっくりくるやり方を見つけてほしいと思います。
すぐに上手くなりますよ!